3億7600万円の被害 9月台風で長崎県内農林業 5割超がハウス

 9月に長崎県に接近した台風11号、14号による県内の農林業被害額が、計約3億7600万円(確定値)に上ることが29日までに県農政課のまとめで分かった。
 アスパラガスなどのビニールハウス被害額は約2億200万円で、全体の半分以上を占めた。強風によるビニールの破れやパイプの折れ、ハウスの倒壊などの被害があった。
 地域別では▽県北約1億6900万円▽県央約8300万円▽壱岐約4700万円▽島原約3800万円▽対馬約2900万円▽五島約1千万円-。対馬、壱岐、五島の被害額は合わせて約8600万円で全体の2割程度だった。


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