【栃木】大平地区の福祉関係者らが、認知症の人や家族への支援を行うチーム「STAND BY YOU(スタンドバイユー)」を立ち上げ、このほど大平町真弓の市大平地域福祉センター「ふるさとふれあい館」で発足式を行った。
認知症の患者や家族を早期支援するため全国的に広がっている「チームオレンジ」の一つとして、市内で初めて発足した。
地域の認知症サポーターや高齢者福祉施設の職員、市民ボランティアらが連携し、認知症の当事者や家族に対して生活面などの支援を行っていく。
チームの名称は、高齢者だけでなく地域の若者らと一緒に支え、寄り添い合うという意味が込められた。
活動は同センターを拠点に、認知症の人の見守りや独居で引きこもりがちの人への声かけなどを行う。チーム内で情報を共有し、必要に応じて専門機関へつなぐ役割も担う。
代表となった山口雅之(やまぐちまさゆき)さん(48)は「メンバーそれぞれの個性を生かして支援の輪を広げていきたい」と話していた。