いちご一会とちぎ大会 笑顔で閉幕 長崎県勢メダル29、金6個

閉会式後、栃木県選手団に見送られながら退場する長崎の選手たち=カンセキスタジアムとちぎ

 第22回全国障害者スポーツ大会「いちご一会とちぎ大会」最終日は10月31日、宇都宮市のカンセキスタジアムとちぎなどで5競技と閉会式が行われ、陸上知的男女共通400メートルリレー(区分27)で長崎チームが47秒45の好記録を出して優勝を飾った。アンカーの臼木大悟(希望が丘高等特支)は100、200メートルと合わせて3冠を達成した。
 県勢はこのほか、陸上肢体男子1部ビーンバッグ投げ(区分23)で島村玲央(諫早特支)が2位入賞。この結果、県勢は今大会、金6、銀12、銅11の計29個のメダルを獲得した。

陸上肢体男子1部(区分23)でメダル2個を手にした島村(諫早特支、左)と松永コーチ(諫早特支教)=宇都宮市、栃木県総合運動公園

 高円宮妃久子さまをお迎えした閉会式には、47都道府県と20政令指定都市の選手団が参加。大会旗が次回開催の鹿児島県に引き継がれた。
 閉会式終了後、開催地の栃木県選手団が退場ゲートに花道をつくって全選手団を見送った。「楽しかった」「また一緒に走ろうね」-。時間を惜しむように最後の交流をして、4年ぶりに開催された大会をたくさんの笑顔で締めくくった。
 第23回大会「燃ゆる感動かごしま大会」は来年10月28~30日に行われる。


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