林野高生 児童にリレーのこつ伝授 美作第一小で初の出前授業

美作第一小の児童にバトンパスのこつを教える林野高生

 林野高(美作市三倉田)の生徒が、美作第一小(同市湯郷)で体育の出前授業を行った。4年生28人が高校生からリレーのバトンパスのこつを学んだ。

 同高で「スポーツ1」を選択する2年生5人が参加。5グループに分かれ「渡すときは『はい』と大きな声で言って」「左手でもらって右手で渡して」といったポイントを児童たちに伝えた。

 終盤には全員でリレーを実施。児童たちは高校生から教えてもらったことを生かし、「はい」と声を掛けてバトンをつないでいた。同小児童(9)は「高校生に教えてもらったことをやったらスムーズに渡すことができた。お兄さんたちはとても速かった」と笑顔を見せた。

 生徒(17)は「伝え方に苦戦したが、児童たちのバトンパスがうまくなっていくのを見ると、うれしかった」と話した。

 授業を通じて交流を図ろうと、同小が高校に提案し、10月26日に初めて開催。今後は他の教科、学年でも企画する予定。

© 株式会社山陽新聞社