重伝建の町並み歩き魅力発見 津山・城東地区で「むかし町」

城東地区一帯を巡るウオークラリーに参加した家族連れ

 江戸時代からの町並みが残り、国重要伝統的建造物群保存地区に指定されている津山市の城東地区で6日、町の魅力を発信するイベント「第1回令和作州城東むかし町」(実行委主催)が開かれ、多くの家族連れらでにぎわった。

 大隅神社(同市上之町)や作州城東屋敷(同市中之町)など、歴史的建築や文化施設7カ所を巡るウオークラリーを開催。観光客や市民らが建物の伝統様式などを楽しみながら、風情ある町並みを歩いた。

 忍者のコスプレコンテストや、ギター、吹奏楽、オカリナの演奏などもあり、忍者姿の子どもたちを写真に収めたり、足を止めて美しい音色に聞き入ったりしていた。

 家族や友人7人で訪れ、ウオークラリーに参加した同市の主婦(36)は「普段は行く機会がない場所にも足を運べた。地域の歴史を知ることができて楽しかった」と笑顔だった。

 秋恒例の「出雲街道津山城東むかし町」が3年前に30回の節目を迎えるなどしたため、リニューアルした。

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