立冬 岡山県内は冷え込む朝に 新見市千屋では今季初氷点下

黄色に染まった岡山大津島キャンパスのイチョウ並木=7日午前8時58分

 7日は二十四節気の一つで、冬の始まりとされる「立冬」。岡山県内では朝、晴れて地表の熱が奪われる放射冷却が起きて冷え込んだ。新見市千屋では午前6時33分、氷点下0.1度(平年3.3度)を記録し、県内では今季初めて「冬日」(最低気温0度未満)になるなど、季節の移り変わりを感じさせる朝となった。

 各地の最低気温は、真庭市蒜山上長田0.8度(4.2度)▽奈義町1.6度(5.4度)▽津山市3.7度(6.8度)▽岡山市中心部8.1度(8.6度)―など。全16観測地点のうち、県北部5地点で今季最低となり、11月中旬から下旬並みとなった。

 岡山大津島キャンパス(岡山市北区津島中)では同日午前、黄色に染まったイチョウ並木のそばを、コートや手袋を着けた学生らが行き交っていた。

 岡山地方気象台は「県南部の日中の気温は20度ぐらいまで上昇する見込み。朝の冷え込みは9日まで。10~12日は朝も日中の気温も平年より高くなるだろう」としている。

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