コロナ対策、知事に質問 佐野日大短大生が意見交換

学生たちと意見を交わした福田知事=8日午後、佐野市高萩町

 福田富一(ふくだとみかず)知事が県民らと直接、意見交換する「知事と語ろう!とちぎ元気フォーラムin佐野日大短大」が8日、佐野市高萩町の同短大で開かれ、約60人の学生が参加した。

 最初に福田知事は、10月の「いちご一会とちぎ国体・とちぎ大会」で同短大の学生がボランティアとして参加したことに触れ、「皆さんをはじめとする多くの方の支えで無事に終えることができた。10年かけて施設整備などをしてきたかいがあった」と感謝した。

 意見交換では、今後の新型コロナウイルス対策について問う声に対し、「ここ3週間で県内の感染者が増加傾向にある。インフルエンザとの同時流行も懸念している」と説明。「今後の感染状況を確認しながら病床の確保やワクチン接種の呼びかけなどで迅速に対応していく」と述べた。

 学生ら若者に求めることを尋ねられると、「失敗しても良いから、妥協せずに挑戦し続けること。そのために自分が何をやりたいのか、何に向いているのか、長い人生の中で見つけてほしい」とエールを送った。

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