倉敷市街地と水島地区を結ぶ水島臨海鉄道が、水島駅(同市水島東千鳥町)などの高架化30年を記念した「記念フリーきっぷ」を発売している。二つ折りを広げると、30年にちなみ車両キハ30が飛び出る仕組み。同社は「切符としてだけでなく飾って楽しんで」とアピールする。
同鉄道は1992年9月に第2弾の高架となる弥生、栄、常盤、水島4駅の開通式を実施。今年で30周年を迎えたことに合わせて企画した。
縦17センチ、横29.5センチ。高架を走るキハ30を立体的に再現し、沿線に広がる工業地帯の風景が描かれている。スタンプ台紙にもなっており、駅の近くに建つモニュメントや駅名標をかたどったオリジナルスタンプ計8種を倉敷市駅と水島駅に用意している。
倉敷市駅と水島駅で計千部発売し、売り切れ次第終了。大人800円、子ども400円で、一日乗り放題となる。小松賢治企画室長は「節目を機に昔の臨鉄に思いをはせるとともに、水島地区を巡って満喫してほしい」と話す。
問い合わせは同社(086―446―0931、平日のみ)。