株式会社新潟放送(BSN、新潟市中央区)が2023年3月期第2四半期連結決算を発表

新潟放送(BSN)

株式会社新潟放送(BSN、新潟市中央区)は11日、2023年3月期第2四半期連結業績を発表した。売上高は98億1,000万円(前年同期増減率6.3%増)、営業利益は4億9,300万円(同△2.2%減)、経常利益は5億5,900万円(同△2.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2億9,900万円(同4.8%増)となった。

各事業部門において積極的な営業活動とサービスの提供に努めた結果、増収となった。

各事業のごとの業績は下記のとおり。

放送事業

ラジオ収入は、スポンサーの出稿減はあったものの新規スポンサー獲得に力を入れ、前期を上回った。また、テレビ収入は、経済情勢の不安定化によるスポット広告の落ち込みがあり、前期には及ばなかった。その他の収入においては、スポーツイベント、コンサートなど開局70周年記念事業を展開したことで、前期の収入を上回った。

この結果、売上高は28億7,900万円(前年同期比103.8%)となり、営業利益は7,600万円(同210.6%)となった。

システム関連事業

公共案件や首都圏開発などが順調に推移しました。また、当四半期連結累計期間より、重要な子会社として、システム関連事業に1社追加となった事で売上高は増収となった。

しかしながら、前期にあった利益率の高い大型案件を補えなかった事や、コロナウイルス感染の落着きに伴いWeb提案だけではなく、リアルでのフェア開催などハイブリッドによる積極的な営業活動を行った事により経費も増加し、減益となった。

この結果、売上高は64億6,700万円(同107.2%)、営業利益は4億500万円(同88.4%)となった。

建物サービスその他事業

管理部門の不動産収入では新たな収益物件取得による増収要因はあったが、労働者派遣業務の減員により減収となった。また、施設管理部門では、新たに病院の設備管理業務を受託して増収となった。

また、利益面では、工事資材の高騰などによる仕入原価の増加はあったが、社内コストの削減に努めたことで増益となった。この結果、売上高は7億3,200万円(同104.9%)となり、営業利益では1,100万円(同120.2%)となった。

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