世知原中の“会社” グッズ販売で地域貢献 2年生社長「自信持ってお届け」

カレンダーと手ぬぐいを紹介する小林社長(手前左)と西浦副社長=佐世保市立世知原中

 佐世保市世知原町の市立世知原中(野口昌宏校長、68人)の2年生全26人が、世知原おくんちに合わせてカレンダーなどを販売した。
 2020年から毎年2年生が授業の一環で取り組んでいる。同年に地域貢献などを企業理念に掲げ設立した架空の会社「グランドコンフィアンス」で、地域の人らへの株販売などを実施。株の売上金を元手にこれまでカレンダーに加え、クリアファイルやエコバッグを制作、販売してきた。
 今年は同町内の写真を使ったカレンダーと、同町の特産品などをデザインに盛り込んだ手ぬぐいを販売。小林大紋社長(14)と西浦優吹副社長(14)は「自信を持ってお届けできる商品ができた。世知原を活性化させるとの思いで、最後までやり遂げたい」と話した。
 収益は株主への配当や、同市社会福祉協議会などへの寄付に充てる。

© 株式会社長崎新聞社