“海の貴婦人”夜に輝く 帆船「海王丸」宇野港に寄港

ライトアップされ、幻想的な姿を見せる海王丸=15日午後5時30分

 世界最大級の帆船「海王丸」が玉野市の宇野港に寄港している。2019年7月以来、3年4カ月ぶり。“海の貴婦人”と呼ばれる優美な姿をファンらが楽しんでいる。

 海王丸は、船員養成を目的とする独立行政法人海技教育機構(横浜市)の練習船で、全長約110メートル、総トン数2556トン。全国の港を巡る実習訓練中で、乗組員、学生らの休養、食料補給などのため14日に入港した。

 日没~午後10時まではライトアップされ、母親と訪れた田井小1年男子(6)は「きらきらしてとてもきれい。動いているところも見てみたい」とにっこり。日中とは異なる幻想的な雰囲気をカメラに収めようと、三脚を立てた写真愛好家が盛んにシャッターを切っている。

 出港は18日午前10時ごろの予定。

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