お歳暮など贈答用に使われ、冬を彩る花として知られるシクラメンの出荷が栃木県内の農家で始まった。
日光市針貝の「イッセイ花園」では濃い赤が美しい「ヨハンシュトラウス」や淡いピンク色の「シューベルト」など約40品種を栽培。首都圏や関西方面の市場に向け、今月10日から順次出荷を進めている。
16日も早朝から従業員がハウス内に集まり、葉の向きを整えるなど準備作業に追われた。
同花園の吉原一成(よしはらかずなり)社長(65)は「夏場の温度管理は大変でしたが、今年もきれいな花を咲かせることができた。ぜひ手に取ってみてほしい」と話した。
出荷作業は12月中旬まで続くという。