佐世保高専60周年 式典で飛躍誓う 記念講演も

佐世保高専創立60周年の節目を祝った記念式典=佐世保市、同校

 長崎県佐世保市沖新町の佐世保工業高等専門学校(中島寛校長)の創立60周年を記念する式典が12日、同校で開かれ、学生ら関係者が節目を祝った。
 同校は1962年、国立高専第1期校として九州で最初に創立。5年制の本科(機械、電気電子、電子制御、物質の4工学科)と、本科の後に2年制の専攻科があり、学生約900人が在籍。これまで8600人以上の人材を輩出した。
 式典会場では、学生のほか、国立高等専門学校機構の谷口功理事長や朝長則男市長、文部科学省や県、長崎大の来賓など約420人が出席。中島校長は、半導体などの人材育成に取り組んできた事例を挙げ、「学生たちとともに飛躍できる高専でありたいと願っている」と式辞を述べた。
 式典後、元日本電産社長で佐世保市出身の関潤氏が「電動化と日本」と題して記念講演した。


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