「工夫して声かけを」被害拡大防ぎ感謝状 大村署がコンビニ店員に

感謝状を受け取った大塚さん(右)と木原さん=大村署

 ニセ電話詐欺の被害拡大を防いだとして、大村署は2日、セブン-イレブン大村竹松本町店のアルバイト従業員、大塚美佳さん(40)、木原仁美さん(35)に感謝状を贈った。
 同署などによると11月11日正午ごろ、同店に市内の70代男性が来店し、10万円分の電子マネーカードを購入。大塚さんは詐欺を疑い声をかけたが、男性はそのまま購入したという。
 その約2時間後、男性が再度10万円分購入しようとしたことなどから詐欺を確信。大塚さんは木原さんと協力して男性を引き留め、警察に通報した。男性はパソコンの修理費名目で電子マネーを購入するよう指示されていたという。
 遠藤雅敏署長から感謝状を受け取った大塚さんは「購入金額が大きかった場合、工夫して声をかけるようにしている。1回目の被害を防げなくて悔しいが、2回目は防げて良かった」と話した。


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