日光江戸村で七五三の儀 来年からは体験も

伝統にのっとって行われた七五三の儀

 【日光】柄倉(からくら)の江戸ワンダーランド日光江戸村でこのほど、平安時代から皇室に伝わる七五三の儀が披露された。

 武家礼法を守る活動を行っている弓馬術礼法小笠原教場の小笠原清基(おがさわらきよもと)さん(42)が指導。江戸村を運営する時代村の野口良一(のぐちりょういち)社長(50)の長男陸玖(りく)ちゃん(4)と次男昌宗(まさむね)ちゃん(2)が、袴(はかま)を着ける5歳男児の儀礼「袴着の儀」と白髪に見立てた綿で頭をなでる3歳児の儀礼「髪置きの儀」などに臨んだ。

 陸玖ちゃんは「たくさん練習した。楽しかった」と笑顔。野口社長は「伝統は何ものにも代え難いものだと改めて感じた」と話した。

 同社は来年から、袴着の儀を江戸村で体験できるようにするという。

© 株式会社下野新聞社