選抜高校野球21世紀枠 石橋が関東地区候補校に3度目選出

石橋の瀬端校長(手前)から21世紀枠の候補選出の報告を受ける野球部員たち=石橋高グラウンド

 日本高校野球連盟は9日、第95回選抜高校野球大会(来年3月18日から14日間・甲子園)の21世紀枠候補9校を発表し、栃木県の石橋が関東・東京地区の候補校に選ばれた。県内高校の選出は第93回大会の同校以来2年ぶり。同校の選出は3度目。

 石橋は秋季県大会で2年ぶりの4強に進出。藤巻翔汰(ふじまきしょうた)、入江祥太(いりえしょうた)ら層の厚い投手陣を軸に堅守で勝ち上がった。

 進学校で練習に使える時間やグラウンドが限られる中、選手たちは学業と部活動を両立。その中でコンスタントに県大会で上位に進出していることや、10年ほど行っている下野市内中学校への野球教室などの地域貢献活動が評価された。

 21世紀枠の出場校は来年1月27日に開かれる選考委員会で最終3校を決定する。石橋が選ばれれば春夏通じて初の甲子園出場。県勢では2006年の第78回大会に真岡工が21世紀枠で初出場している。

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