つきたてお米市場 11店舗に拡大 JA晴れの国、直売所事業を強化

メルカートたまきた果菜館に新設された「つきたてお米市場」

 JA晴れの国岡山(倉敷市玉島八島)は、直売所の店頭で米を精米して販売するコーナー「つきたてお米市場」をメルカートたまきた果菜館(同所)、燦燦(さんさん)つやま(津山市林田)の2店舗に開設した。コーナーのある直売所は、いずれも直営の11店舗に拡大した。

 店舗の一角に精米機を設置。同JAが集荷・保管している1等米の玄米を並べ、注文に応じて1キロ単位で量り売りし、その場で精米する。取扱銘柄は「コシヒカリ」「きぬむすめ」「朝日」が両店共通で、たまきたは「ヒノヒカリ」、つやまは「あきたこまち」と「にこまる」もそろえる。価格は1キロ300円程度からで、精米は無料。

 米は、精米から時間がたつにつれ乾燥や酸化が進むため、精米したてがおいしいとされる。コーナーは、2020年に旧8JAが合併し同JAが発足した時点で9店舗に展開。直売所事業強化のため、今月2日に新たに2店舗に設けた。

 同JAは「消費者との“架け橋”である直売所で『岡山のお米をもっとおいしく』を実践し、米の消費拡大と農家の所得向上を図りたい」としている。

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