倉敷市が「すみっコ」とコラボ 第1弾は人気キャラの観光マップ

倉敷市のPR大使に就いた「すみっコぐらし」のキャラ「とんかつ」と伊東市長

 倉敷市は、幅広い世代に人気のキャラクター「すみっコぐらし」とコラボレーションした地域活性化の取り組みを始める。瀬戸内海に面した位置から「すみっこまち」として認定されたため。第1弾として、癒やし系でどこかシュールなキャラたちが登場する観光マップを作り、地域の魅力を全国に発信する。

 文具メーカー・サンエックス(東京)の「すみっコぐらし」10周年を記念したプロジェクトに市が応募。東京都墨田区や山口県下関市など、全国5カ所のすみっこまちの一つに認定された。

 14日に倉敷市役所で、倉敷担当PR大使に就任したキャラ「とんかつ」が伊東香織市長に認定証を手渡した。とんかつは油が多く食べ残された豚カツの端っこという設定で、60以上あるキャラの中でも上位の人気という。同市児島地区で盛んな繊維産業との「衣(ころも)」つながりで選ばれた。

 伊東市長は「倉敷は『すみ』やすい所でもある。連携してしっかりとPRしたい」と話した。

 観光マップは15日から美観地区の倉敷館観光案内所と、鷲羽山レストハウスで無料配布する。他の取り組みは今後検討していく。

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