きょう30日(金)も冬型の天気分布で、日本海側では北陸や東北を中心に雪や雨が続きそうだ。
一方、太平洋側では広く晴れて、空気の乾燥が続く見込み。火災が起きやすくなっているため、火の取り扱いに注意が必要となる。
冬の天気パターン
午前5時現在、北陸から北の日本海側には雪雲がかかっているが、太平洋側では晴れている所が多くなっている。
このあとも北陸や東北の日本海側を中心に断続的に雪が降り、雷を伴う所もありそうだ。
また、北または西よりの風がやや強く、ふぶく所もある見込み。
山沿いを中心に雪の強まるおそれもあるため、大雪や着雪、路面の凍結、なだれなどに注意が必要となる。
晴れる所は空気カラカラ 火災に注意
山陰など西日本の日本海側も雲が広がりやすく、にわか雨の可能性があるが、その他は冬晴れの所が多くなりそうだ。
湿度が低く、洗濯日和、大掃除日和となる見込み。
ただ、空気が乾燥しているため、火災が起きやすくなっている。
東京都心では、きょうで8日連続「乾燥注意報」が発表されており、きょうも湿度は25%まで下がる見通し。
その他も太平洋側の地域を中心に空気が乾燥した状態が続くため、火の取り扱いに注意し、喉やお肌のケアも心がけたい。
一方、沖縄は湿った空気の影響で雨が降ったりやんだりの一日となりそうだ。
年の瀬らしい寒さ
日中の気温はきのうと同じくらいか低い所が多くなりそうだ。
最高気温は関東から西で11℃前後、北陸や東北南部で5℃前後、東北北部で2℃前後、北海道で0℃前後の見込み。
各地とも大体平年並みで、年の瀬らしい寒さとなりそうだ。
(気象予報士・多胡安那)