ニューイヤー駅伝・元日号砲 三菱重工初Vへ 6区に定方配置

 第67回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)は元日、前橋市の群馬県庁前を発着点とする7区間100キロで行われ、長崎県から三菱重工が出場する。14年連続27度目の出場で、過去6年で5度の入賞を誇る強豪。最高成績は19年の2位で、初優勝を目指す。
 前回は6区に渡すまで首位でつなぎ、4位でゴール。2年連続入賞を勝ち取ったが、終盤に失速した反省を踏まえて今回は6区に主軸の定方を配置した。アンカーには好調な吉田を抜てきする攻めの区間配置となっている。
 1~5区は前回とほぼ同じ顔触れ。2区の新加入コリルは上積みが期待できる。序盤を入賞圏内でつなぎ、4区井上、5区山下の強力コンビで一気に首位を奪いたい。3区林田は前回、区間新(区間3位)の快走で見せ場をつくった。
 本命不在で、入賞の力があるチームならどこでも頂点を狙える今回、チャンスは十分だ。黒木監督は「九州予選から昨年くらい調子が上がってきて、感触はいい。あとは本人たち次第」と入賞常連の落ち着きを見せている。

◎区間オーダー
▽1区(12.3キロ)的野 遼大
▽2区(8.3キロ)コリル
▽3区(13.6キロ)林田 洋翔
▽4区(22.4キロ)井上 大仁
▽5区(15.8キロ)山下 一貴
▽6区(11.9キロ)定方 俊樹
▽7区(15.7キロ)吉田 裕晟


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