福袋が5分で完売も にぎわう初売り 長崎・3館合同

初売りの買い物客でにぎわう店内=長崎市、浜屋百貨店

 長崎市の浜屋百貨店(浜町)、みらい長崎ココウォーク(茂里町)、アミュプラザ長崎(尾上町)で2日、新春の初売りが始まり、福袋などを求める大勢の買い物客でにぎわった。
 浜屋百貨店は約7千個の福袋を用意。午前10時の開店前には約600人が列をつくった。10分前倒しで店の扉が開くと、客は目当ての売り場に直行した。午前7時半ごろから先頭に並んだ佐世保市の親子は「朝6時に家を出た。人気の部屋着ブランドの福袋をゲットしたい」と意気込んでいた。同店によると、その福袋は5分かからず完売したという。
 最も人気を集める食料品の福袋は、コロナ禍で密を避けるため、昨年から地下の食料品売り場ではなく8階の催事場に並べ、5台のレジで対応。多くの人でにぎわい、会場内が300人を超えないよう入場を制限した。
 食料品などの福袋を五つ購入した長崎市のサービス業の女性(67)は「毎年並んで福袋を買わないと正月じゃない。新年をスタートする元気のもと」、同市の会社員、松本奈津貴さん(35)は「昨年は買いたい福袋が買えなかったのでリベンジしたい」と話した。
 3館は、昨年に続き「3館合同初売り&バーゲン」を開催中。9日まで、2館以上で買い物したレシート(1館千円以上)を各館設置の専用用紙で申し込むと、3千円分の商品券セット(各館千円分)が300人に当たる。2日は3館を無料で周遊する「路面電車初売り号」と専用乗車チケットを配布する「まちなか周遊バス」を運行した。


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