「難読温泉地ランキング東日本編」1位は福井県若狭町の「虹岳島温泉」…読める? 2位は栃木県日光市「小来川温泉」

虹岳島温泉=福井県若狭町(ワカサリゾート株式会社提供)

 地域応援サイト「生活ガイド.com」が第38回「難読温泉地ランキング東日本編」のトップ10を発表した。1位は福井県若狭町の虹岳島温泉。「虹岳島」…なんて読む?

 東日本の「難読温泉地」を「読める? 読めない?」とクイズ形式にして2022年7~10月に10代~80代の男女197人の同サイト会員へ調査。読めなかった場合には、その温泉地に1票が入れられ、読めなかった票が一番多い温泉地を1位とした。

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 1位となった「虹岳島温泉」の読み方は「こがしま」。福井県若狭町観光商工課によると、虹岳島温泉は三方五湖の一つ、水月湖の東端に位置し、湖畔に湧き出るラドンを含んだ鉱泉を利用した温泉。温泉名は、かつてこの地が虹岳島と呼ばれる島だったことに由来しているという。

 温泉のある虹岳島荘は、若狭町(旧三方町)出身の石原仁太郎氏(銀座スエヒロ創業者)が昭和43年に築150年の古民家を移築し開業、平成15年にワカサリゾート株式会社(若狭町)に引き継がれた。同町は思わぬ“受賞”へのコメントを同サイトに寄せており、「全国に数ある難読温泉地の中で虹岳島温泉を一位に選んでいただき大変光栄。自然の恵みに感謝し、これからも多くの方に訪れていただけるよう虹岳島温泉を守り続けていきたい」としている。

第2位  栃木県日光市「小来川温泉」

 「小来川温泉」の読み方は「おころがわ」。日光市街の南側にあり、前日光高原にある温泉地。弘法大師も日光参詣の際に小来川を訪れ、数々の伝説を残したという。

第3位 群馬県みなかみ町「真沢温泉」

 「真沢温泉」の読み方は「さなざわ」。大峰山の懐、山あいに位置する温泉地で滑らかな泉質で「美人の湯」として人気があるという。

第4位 青森県平川市「古遠部温泉」

 「古遠部温泉」の読み方は「ふるとうべ」。秋田県との県境に位置し、四方八方を山々に囲まれた閑静な環境にある温泉。源泉からは毎分500Lもの豊富な湯が沸き出ており、湯船から溢れ出た「こぼれ湯」に仰向けで寝転ぶ「トド寝」が体験できる人気の温泉。

第5位(同点) 三重県鳥羽市「相差温泉」

 「相差温泉」の読み方は「おうさつ」。海女と漁師の港町にあり、鳥羽湾に浮かぶ島々を眺め、静かな浜辺湾を臨むことができる。

第5位(同点)  長野県上松町「桟温泉」

 「桟温泉」の読み方は「かけはし」。木曽川上流の見晴らしのよい岸辺にあり、木曽駒ヶ岳や御嶽山の登山基地としても知られ、古くから「薬水」としても呼ばれ利用されてきた温泉地。

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