トマト銀行(岡山市北区番町)は11日、新聞を業務に活用する研修を岡山南営業部(同市南区福成)で始めた。3月までの全3回、入行1~7年目の9人が新聞を読むこつや分かりやすい情報の伝え方などを学ぶ。
山陽新聞社でNIB(ビジネスに新聞を)を担当する瀬尾由紀子部長が講師を務め、新聞記事は結論から書く逆三角形の構成になっていると紹介。見出しは記事の究極の要約と解説し、「見出しやリード(前文)を読めば短時間で大まかな内容を把握できる」と述べた。
リードから見出しを推測したり、SDGs(持続可能な開発目標)に関する記事を参考に意見を交わしたりする作業もあった。
営業に携わる参加者(27)は「ネットなどにニュースがあふれる中、新聞は正確で有益な情報を効率的に入手できるツールだと分かった。顧客との話題づくりに役立てたい」と話した。