岡山市北区天神町の県天神山文化プラザで開催中の「第15回岡山日展会秀作展」(岡山日展会、山陽新聞社主催)は15日限り。13日も多くの美術ファンらが訪れ、日本最大の総合美術展・日展で活躍する郷土作家たちの美の競演を楽しんだ。
日本画、洋画、彫刻、工芸美術、書の全5科あり、日展に入選経験のあるベテランから若手まで計176人が1点ずつ近作を披露している。
会場には、同会会長の上田久利さんの伸びやかな裸婦の彫刻や、昨年特選を受けた関野智子さんの明るい色彩に満ちた油絵などが並び、入場者はじっくりと鑑賞。岡山県早島町の女性(77)は「まるで目の前にあるかのような写実的な静物画が目を引いた。作家それぞれの世界観に触れられ、豊かな気持ちになりました」と話していた。