長崎スタジアムシティ建設地 室伏スポーツ庁長官が視察

岩下社長(中央)から施設の概要について説明を受ける室伏長官(左)=長崎市幸町、長崎スタジアムシティプロジェクト建設予定地

 長崎市幸町で来年開業を目指す「長崎スタジアムシティプロジェクト」の企画運営を担うリージョナルクリエーション長崎(長崎市)の岩下英樹社長は14日、ホテル棟付近の地下から温水が湧出したことを明らかにした。水質など調査中で、今月中に結果を発表する予定。温浴施設向けに温泉を掘る計画を示していた。
 視察に訪れたスポーツ庁の室伏広治長官に説明した。通販大手ジャパネットホールディングス(HD、佐世保市)のグループ会社の同社が進める同プロジェクトは、スポーツ庁と経済産業省が定める2020年度「多様な世代が集う交流拠点としてのスタジアム・アリーナ」に選定。昨年7月着工し、サッカースタジアムやアリーナ、ホテル、オフィス、商業施設などを建設している。
 室伏長官は「スケールが大きく、多くの人を引きつける。地元に愛される感触があった。こういった素晴らしく先進的な取り組みは、全国的にも参考になる」と語った。

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