最上稲荷 3年ぶり豆まき復活へ 西大寺観音院も コロナ共存踏まえ

女優の夏菜さん(右から2人目)やお笑い芸人のあばれる君らが駆け付けた最上稲荷の節分豆まき式=2020年2月3日

 最上稲荷(岡山市北区高松稲荷)と西大寺観音院(同東区西大寺中)は、それぞれ2月上旬に行っている節分の豆まきイベントを3年ぶりに復活させる。新型コロナウイルス禍に伴い2年連続で中止していたが、コロナとの共存を図る「ウィズコロナ」を踏まえて判断した。

 同稲荷の「節分豆まき式」は3日午前10時~正午。一般公募の福男や福女らが約10万袋の豆を5回に分けてまく。タレントの稲村亜美さんやお笑いコンビの「空気階段」、歌手の児島ももこさんがゲストとして参加し、トークや歌も披露する。

 感染対策として、境内までの通路を一方通行にし検温と手指消毒をしてもらう。同稲荷は「できる限りの対策を講じ、伝統の行事を無事に行いたい」としている。

 西大寺観音院の「会陽節分祭」は5日午後2時半~4時。漫才コンクール「M―1グランプリ2022」で優勝した津山市出身のお笑いコンビ「ウエストランド」や、第101回全国高校サッカー選手権で県勢初優勝を果たした学芸館高イレブンを招き、約1万4千袋の豆をまく。

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