「官民が連携してテロ対策を」広島県警と広島市内ホテルが初の合同訓練 G7広島サミットに向け

5月に開かれるG7広島サミットに向けて、県警と広島市のホテルが初めて合同で訓練を実施しました。

G7広島サミットには、国の内外から多くの要人が訪れるため、訓練はテロを防ぐために実施されました。

JR広島駅に隣接するホテルグランヴィア広島で、従業員が不審者を見つけて警察に通報するという想定で始まりました。

不審者「本当に警察か?」
警察官「場所を移動してお話ししましょう」

警察は男を移動させ、現場付近を立ち入り規制して不審物を捜索。ガソリン状の液体が入った容器を紙袋から発見しました。

連絡を受けた機動隊のテロ対策専門部隊が到着し、処理に乗り出します。不審物はガソリンだったということで、無事に取り除かれました。

広島南警察署 平山尚武 警備課長
「官民が連携したテロ対策を進め、県民のみなさんの穏やかな暮らしを守るとともに、サミット警備を完遂したいと思います」

県警では今後も万全な警備に向けて訓練を重ねる方針です。

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