バスケットボール男子Bリーグ2部(B2)第17節は18日、長崎市の県立総合体育館などで7試合が行われ、西地区2位の長崎ヴェルカは3位熊本に98-73で快勝し、後半戦のスタートを白星で飾った。連敗を3で止め、通算20勝11敗。首位の佐賀も香川に勝ったため、ゲーム差は「5」のまま変わらなかった。
ヴェルカは前半、堅守から流れをつかんだ。ゾーンディフェンスで熊本のゴール下へのパスコースを2人がかりで防ぎ、激しくプレッシャーをかけてミスを誘発。ボンズらの速攻で着実に得点を重ね、48-35で後半に入った。
第3クオーターは狩俣の3本の3点シュートなどでさらに勢いづき、リードを23点に広げた。第4クオーターは相手のプレスディフェンスに苦しむ場面もあったが、タイムアウトで流れを修正し、危なげなく逃げ切った。
第18節は21、22日、各地で計14試合を実施。ヴェルカは奈良とのアウェー2連戦に臨む。
◎積極攻守 連敗止める
長崎ヴェルカがシーズン後半初戦で熊本に25点差の快勝。28得点、19リバウンドと大活躍だったボンズは「自分の記録よりも、チームがどう勝ったかが大事。オフェンスでしっかりボールを動かし続けられたのがよかった」と胸を張った。
攻守の積極性で熊本を上回った。連敗した前節から今節までの約10日間、選手だけのミーティングを重ねて「どうやって勝つのか」を再確認。司令塔の狩俣はギアが上がったように5本の3点シュートを決めて「ここからの30試合が大事。今でもいいチームだと思うが、グレートなチームになってプレーオフに入りたい」と先を見据えていた。
狩俣は14日のオールスター戦にも出場。「B1時代にチームメートだった選手やいろんな出会いがあって、またB1の舞台で試合ができたらなという思いが強くなった」と刺激を受けた様子だった。