黄海や東シナ海で発生する低気圧の通過後

北日本の西高東低の冬型の気圧配置は、ひと頃からみると等圧線の間隔が広くなり、寒気の南下を示す日本海北部の筋状雲も少なくなってきました。
変わって、黄海や東シナ海では雲がまとまり始め、2つの低気圧が発生する見込みです。日本海と本州南岸を通過する2つの低気圧のため、西日本では23日にかけて雲が広がり、雨や雪となるでしょう。概ね晴れている東~北日本の太平洋側でも23日は雲が多く、所により雨か雪の見込みです。
これらの低気圧が通過した24~26日は、今冬一番の強い寒気が南下しますので、日本海側を中心に大雪となり、普段雪の少ない太平洋側でも大雪となるおそれがあります。

気象予報士・饒村 曜

画像について:22日午前6時の天気図と衛星画像。

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