長崎北陽台、連勝「43」でストップ ラグビー15人制 県高校新人大会

【ラグビー決勝、長崎北陽台-長崎南山】後半3分、相手の突破を防ぐ長崎北陽台のプロップ相川(下)、ナンバー8下田(右)ら=大村市、県営放虎原ラグビー場

 2018年の県高校新人大会以降、15人制の県内主要大会で続けてきた連勝記録が「43」でストップしたラグビーの長崎北陽台。品川監督は「負けるべくして負けた。ミスで自滅という不安要素が出てしまった」と敗因を挙げた。
 FWが接点で優位に立ちながら、攻め込んでからのミスが続いた。特にラインアウトなどのセットプレーは「まったくダメ」(品川監督)。ナンバー8下田、ロック田﨑凛らが前に出て何度も好機を演出したが、フィニッシュにつなげる力がなかった。
 新チームが始動して約2週間。準備期間が短かったとはいえ、チームはこの敗戦を重く受け止めた。品川監督は「この負けにどれだけしっかり向き合っていけるかが大事」と選手たちの奮起を促した。今大会、故障欠場した主将の齊藤は「先輩たちが築いてきた伝統を崩してしまった。もう一度、北陽台のジャージーを着ているんだという意識を高めて、花園4強を目指していきたい」と巻き返しを誓っていた。


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