中学生がロボットの設計や製作の成果を発表する第22回創造アイデアロボットコンテスト全国中学生大会が28日、オンラインであり、長崎市立土井首中のチーム「sieg(ジーク)」が、6本の筒を所定の場所に立てる速さや正確さを競う基礎部門で優勝した。同校の全国大会優勝は初めて。
同部門には地区大会を突破した21チームが参加した。同校のチームは操縦者の勝田春輝さん(14)、アシスタントの田中椋さん(14)、山田龍青さん(13)の2年生3人。8月末からロボット製作を始め、筒の保持や移動の速さを追求。放課後、塾や習い事の合間を縫い練習に励んできた。全国制覇を目標に掲げ、チーム名は「勝利」を意味するドイツ語にした。
指導した石橋和彦教諭(53)によると、ミスがなく、練習通りに対戦できたことが勝因。準決勝ではライバルの五島市立奥浦中と対戦。決着がつかず、再試合を重ねた。勝田さんは「一つ一つの試合で悔いが残らないように頑張ろうと思っていた。今まで感じたことがないぐらいうれしい」と話した。
土井首「全国初V」 中学ロボコン・基礎部門 ミスなく練習通りが勝因
- Published
- 2023/01/29 12:30 (JST)
- Updated
- 2023/01/29 13:52 (JST)
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