V長崎、3週間のキャンプ終了 開幕に向け最終調整へ

充実したキャンプを送ったGK富澤(中央)らV長崎の選手=宮崎県西都市、清水台総合公園(V・ファーレン長崎提供)

 サッカーJ2のV・ファーレン長崎は4日、1月17日から続けてきた沖縄、宮崎キャンプを打ち上げた。J1、2クラブとのトレーニングマッチを組み込みながら、選手間の距離感などの課題を見つけ出し、一つずつ修正した3週間。カリーレ監督は「みんなよく取り組んでくれた。積み上げたものを失うことなく、開幕まで残り2週間でさらに完成度を高めていきたい」と手応えを口にした。
 沖縄キャンプ(1月17~28日)では、ポゼッションサッカーの土台を築き、攻守の決まり事、ビルドアップの形などの戦術の落とし込みを早くから始めた。最終日にはJ1札幌と対戦して5-2で快勝。前線に起点ができ、連動性が生まれて得点を量産した。
 宮崎キャンプは初日以外は非公開。広報によると、オフなしでトレーニングを積んだ。沖縄キャンプから継続してチームの共通認識を深めることに時間を割き、新加入選手との連係を向上させた。監督、コーチ陣と選手の個別ミーティングも実施。トレーニングマッチの映像を交えながら、意見交換をした。
 チームは7日から諫早市サッカー場で練習を再開。18日の開幕戦、ホーム千葉戦(午後2時キックオフ)に向けた最終調整に入る。


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