飫肥中 安全教育校認証 防災取り組み評価

飫肥中であったSPS認証式

 日南市・飫肥中(宇都宮茂樹校長、175人)は、学校安全への取り組みを進める「セーフティプロモーションスクール」(SPS)の認証を受けた。防災への取り組みなどが評価された。
 SPS認証は、2001年に大阪府池田市の小学校で起きた校内児童殺傷事件を機に、日本セーフティプロモーションスクール協議会(藤田大輔理事長、本部・大阪教育大)が創設した。認証期間は3年。
 飫肥中は認証を目指す県の安全総合支援事業の指定校で、「生活安全」「災害安全」「交通安全」について学校独自の目標設定や活動を行っている。重点項目の「災害安全」では、地震・津波などに対応した避難訓練、防災マップの掲示、消防署と連携した火災対応避難訓練などを行ってきた。
 3日には同校で関係者が出席して認証式があった。生徒会長の2年楠原愛歩(まなほ)さん(13)は「今後も、地震などを想定した避難訓練を行ったり、啓発ポスターを作ったりして備えたい」と話していた。
 このほか、日南高、高鍋町の高鍋農業高、高鍋東中、高鍋西中も同認証を受けた。

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