長崎県内企業のメインバンク 十八親和銀、シェア84% 帝国データバンク調べ

 帝国データバンク福岡支店が28日発表した、企業のメインバンク調査によると、ふくおかフィナンシャルグループ(FFG)傘下の十八親和銀行(長崎市)をメインバンクと認識している長崎県企業は約1万3千社あり、シェアは84.8%だった。
 県内2位はたちばな信用金庫(諫早市)3.3%、3位は西日本フィナンシャルホールディングス(FH)傘下の長崎銀行(長崎市)2.9%、4位は九州ひぜん信用金庫(佐賀県武雄市)1.7%、5位は西日本FH傘下の西日本シティ銀行(福岡市)1.5%の順だった。
 1~5位の順位は前年調査と同じ。シェアは西シ銀が0.1ポイント上昇した。全国で県内シェアが8割台なのは十八親和銀だけだった(昨年10月時点の調査)。
 九州・沖縄企業では、FFG傘下の福岡銀行(福岡市)が12.8%でトップ。2位は西シ銀12.0%、3位は十八親和銀8.2%となった。
 調査は帝国データバンクの4月14日時点の企業データベースを基に、九州・沖縄に本店を置き、取引金融機関が判明した約17万社(うち本県約1万5千社)がメインバンクと認識している金融機関を集計した。

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