54分遅れで門 閉じられる 平和公園(広島市)立ち入り制限 G7首脳ら訪問を前に

G7広島サミットに伴い、各国首脳が訪問する予定の広島市の平和公園の立ち入り制限が始まりました。予定の18日正午から54分遅れて、公園内にいた人が出る最後の門が閉じられました。平和公園は、サミット最終日の21日まで立ち入りが制限されます。

渕上沙紀 アナウンサー
平和公園の横に面している平和大通りからお伝えします。フェンスに平和公園一帯が覆われていまして、蛇腹のようになっている門が見えますでしょうか。あちらが、出口なんです。さきほど、半分以上、閉まったんですけれども、正午から53分経っているんですが、まだ開いているという状況です。さきほど、閉められかけたんですが、再び開きました。中にまだ人がいると思われます。

まわりのフェンスなんですが、白いフェンスがずらっと並んでいるんです。「G7」のロゴも入っているんですけど、この平和公園一帯をぐるりと360度取り囲む形で立てられているんです。人の身長よりちょっと高いので、ここからですと中の様子ほとんど見えない状況となっています。

警察の方も等間隔に立たれているんですけれども、お話を聞くと、「詳しい何人体制でとかいう情報は言えないんですが…」と。ああ、今、門が閉まろうとしています。今、平和公園の門が閉まりました。入場制限は正午からということだったんですが、54分経って、ようやく閉まりました。

平和公園は、厳戒態勢が敷かれています。各施設の休館なども、国際会議場であったり、原爆資料館なども休館ということで今、中に人はいなくなりました。

平和大通りなんですが、平和公園の南側に面していまして、100メートル道路と呼ばれる一番広島で大きな道路なんです。その交通規制は行われていません。いつもより車の通行量は少ないんですが、現在のところは規制は行われていません。

地域の方にお話をうかがうと、「平和公園のまわりは閑散としていて、警察車両ばかりで、ちょっとものものしい雰囲気だ」というふうにおっしゃっていたんですが、午前中に平和公園を訪れた方は、「人が多くて、びっくりした」というふうにおっしゃっていました。観光客の方も知らずに来た方も多くて、意外と人はいるといった印象です。外国人の方にお話をうかがっても「知らずに来たんだよ」っていう方がけっこう多いなという印象でした。

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