「広島のよさをしっかりと感じていただきたい」G7広島サミット・国際メディアセンターに世界から報道関係者あつまる

広島に暮らす人にとっては、音楽やスポーツの大きな会場というイメージのある広島グリーンアリーナが、今回のG7広島サミットでは、国際メディアセンターになっています。

田村友里 アナウンサー
あす19日からいよいよG7広島サミットが開幕するということで、わたしが今、いるグリーンアリーナは、きょう18日の朝10時に国際メディアセンターとしてオープンしました。

後ろを見てみると、G7広島サミットと大きく掲げられています。そして、下には世界各国の報道関係者がたくさん集まっています。ここで取材した内容をまとめたり、それを発信したりという拠点となる場所なんです。

こちらに入るためには、事前に登録をして、パスが必要になります。入口でこのパスをかざして、さらに空港のような厳重な手荷物検査を突破して、中に入れるということなんです。パスの事前登録では5000人ほどあったということです。

そして、アリーナの外にも楽しいブースがたくさん設置されています。

会場の小アリーナのある建物に移動すると、広島の魅力を発信しようといったブースも設置されています。

広島の伝統工芸ということで熊野筆が展示されています。

ほかにも宮島細工や日本酒も展示されていました。

そして、隣りを見てみますと、 「被爆からの復興と未来へ」ということで、原爆の歴史について知ることができる展示が並んでいます。

また、広島のお米「あきろまん」や野菜・比婆牛も展示されています。ここでは展示だけではなくて、実際に比婆牛を焼いて試食することもできるんだそうです。

さらにお酒もずらりと並んでいますね。白牡丹や賀茂鶴など、広島の有名なお酒と地ビールも置かれています。これもなんと全種類、試飲することができるんだそうです。

たった今、湯崎知事も到着されました。今からダイニングの方に向かわれるんだそうです。

広島県 湯崎英彦 知事
「記者のみなさんは忙しいので、県内を回るというというのは難しいと思う。ここでコンパクトにまとめてあるので、いろんなものに触れてもらい、広島のよさをしっかりと感じていただきたいです」

そして、「SONY」や「NIKON」と書かれたブースがあります。カメラなどの点検、そして清掃が行ってもらえるだけではなく、機材の貸し出しも行っているんだそうです。

そして、奥を見てみると、「日本郵便」と書かれています。なんと臨時で郵便局も設置されているんです。

さっきからずっといいにおいがしていたんですよ。見てください、ズラリとお食事がビュッフェ形式で並んでおります。

よく見ると、これも「広島赤どりのつくねと白菜のクリーム煮」や「瀬戸内産タコ」、広島牛と、広島の食材がふんだんに使われてるんです。

まず、気になるのはお好み焼きかな。いただきます。

おいしい。本格的な料理が食べられるんです。

おいしいものを食べたら仕事をしなきゃいけません。1階に降りてきました。さきほど上から見ていた広大なワーキングスペースです。ざっと見渡すだけでも多くの海外の報道機関の方がいらっしゃっています。

設備もかなり充実していまして、ロッカー・コピー機・シュレッダー。これも自由に使うことができます。

さらに、個別のワーキングブースも設置されています。みなさん、パソコンを開いて作業されているんですけど、英語が飛び交っています。こころなしか海外に来たときの香りがしますね。

そして、わたしが一番テンションが上がったのが、ケータリングコーナーです。白牡丹酒造の酒粕を使用している酒粕カリントウや、もみじまんじゅう、こういったものも置かれていまして、自由に手に取ることができるんです。

広島の魅力がこうやって世界に発信されていくんですね。広島のいろいろな魅力を全世界へ伝える舞台、それが今回のG7広島サミットの国際メディアセンターですね。

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