イブラヒモビッチが退団へ…ケガから回復できず最終戦欠場もセレモニー開催でお別れ

[写真:Getty Images]

スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(41)が今シーズン限りでミランと退団することが決定した。イタリア『スカイ・スポーツ』などが伝えた。

2020年1月に2度目のミランでのキャリアをスタートさせたイブラヒモビッチ。ビッグクラブ、様々な国での経験を生かし、低迷していたミランを復活させることに貢献した。

最初の半年ではセリエA18試合で10ゴールと結果を残すと、2年目は19試合で15ゴールを記録。3年目は23試合で8ゴールに終わったが、チームはスクデットを獲得した。

しかし、年齢も相まってケガが増えることに。今シーズンは昨シーズン終了後に受けたヒザの手術の影響で2月まで復帰できず。セリエA4試合で1ゴールに終わっていた。

最終節のエラス・ヴェローナ戦を控える中、ステファノ・ピオリ監督は試合前の会見で「ズラタンが明日の試合に出られないのは残念だ。彼はプレーできる状態ではない」とコメント。欠場を明言し、今シーズンが終了した。

また去就について「ここ数日、彼とはたくさん話をしたが、小リアがどうなるかは彼とクラブが決めることだ」とし、イブラヒモビッチに託されたという。

そんな中、ミランが最終戦でセレモニーを行うことを発表。クラブは観客とともに短いセレモニーを実施し、そこにイブラヒモビッチも参加するという。

イブラヒモビッチの試合出場が最も望まれていたが、それは叶わず。肉体的な限界には勝てなかったということだろう。

『スカイ・スポーツ』はミランを退団するが、引退するかどうかは、まだ決められていないとのこと。ひとまずはミランでのキャリアが終わることになる。

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