高崎山の前トップの雌ザル・ヤケイが出産【大分県】

生まれたばかりの子を抱くヤケイ=8日、大分市神崎の高崎山自然動物園(同園提供)
生まれたばかりの子を抱くヤケイ(同園提供)

 【大分】大分市は9日、高崎山自然動物園(市内神崎)の雌ザルで群れの前トップのヤケイ(10歳)が出産したと発表した。子は雌で母子共に健康という。

 市観光課高崎山管理センターによると、8日午前10時ごろ、園スタッフが子を抱くヤケイの姿を確認した。前日夕方以降に生まれたとみられる。子は標準的な大きさ(推定約500グラム)。

 ヤケイはB群に所属し、人間でいうと30代前半。今回を含め3匹の子を産んでいる。2021年7月30日、雌としては開園(1953年)以来初の群れの序列1位に就任。先月26日に雄のゴローへ交代するまでトップに君臨した。

 親子は9日も餌場に姿を見せ、しばらくはツーショットが見学できそう。同センターは「母親のように、健やかに育ってほしい」と話した。

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