京都府福知山市消防本部は、初期消火で山林への延焼を未然に防いだとして、3月に発生した火災3件の対応に当たった市民ら12人に感謝状を贈った。
同本部によると、3月15日午前、同市夜久野町平野の畑で、住民2人が野焼きの火が枯れ草に燃え広がっているのを発見。自治会の倉庫から2本のホースを運び出し、消火栓を使って放水した。
同19日には、同市石場の畑で野焼きが燃え広がっているのを目撃した住民5人が軽トラックでバケツを運び、裏の山林に燃え広がるのを食い止めた。
同市三和町下川合のキャンプ場では同20日、バーベキューで使った炭の燃えかすが枯れ草に燃え移る火災が発生。宿泊者5人がホースやバケツリレーで消防車が到着するまで消火活動を続けた。
市消防防災センターでの贈呈式で、代表者5人が澤田晴彦消防長から感謝状を受け取った。キャンプ場で消火活動した舞鶴市の会社員、岩﨑裕也さん(28)は「民家が近かったので燃え広がらないように必死だった。みんなの協力によって消火できた」と話した。
感謝状を受けた人は次のみなさん。
【福知山市】居相明人、倉垣和人、本田ヨシコ、本田誠、本田泉、ほか2人【舞鶴市】岩﨑裕也【京都市】瀬川優太、久居純【宇治市】吉田純【大阪府高槻市】粟辻岬