ハスやスイレンを鑑賞する「観蓮(かんれん)会」が23日、京都府宮津市日ケ谷の花蓮の里公園で開かれ、静かな山里を彩るピンク色の大輪の花が来場者を魅了していた。
観蓮会は、休耕田約2千平方メートルを活用した同公園でハスやスイレン約800株を育てる地元の「花蓮の里同好会」が約10年前に始めた。新型コロナウイルス禍が和らぎ、4年ぶりの開催となった。
夫婦で市内から訪れた女性(63)は「優雅な美しさで心が和む」とハスの花に見入っていた。水やお茶をハスの葉に注いで飲む「象鼻盃(そうびはい)」を楽しむ来場者もいた。
同好会の土井成人代表(64)によると、今月に入ってから雨天による低温が続いたため生育状況は例年より半月ほど遅れており、花は8月下旬ごろまで楽しめるという。