旬の野菜のおいしさ詰まったピクルス商品化 ブレックス選手らの異業種農業チーム

ウツノミヤベースが商品化したピクルス

 宇都宮市内の農家やスポーツ選手など異業種5人でつくる農業プロジェクトチーム「UTSUNOMIYA BASE(ウツノミヤベース)」は、6次産業化の第1弾として栽培した野菜のピクルスを商品化した。

 同チームはバスケットボールB1宇都宮ブレックスの選手渡辺裕規(わたなべひろのり)さんや、都内でPR会社などを経営するチーム代表の服部竜大(はっとりりゅうた)さんらが集まり、環境や人に優しい農業をモットーに市内で無農薬野菜を栽培。ネットやマルシェなどで販売している。

 食品ロスを削減しようと、規格外や売れ残った旬の野菜をおいしいまま保存できるピクルスを考案した。農産物加工のCooking&Glow(クッキング・アンド・グロウ、宇都宮市中島町、金原恵美(かねはらえみ)社長)との共同開発で、もろみ酢を使用し無添加で作った。まろやかな味わいという。

 5月下旬以降、パプリカやビーツ、ズッキーニなど10種類(各内容量160グラム、800円)を順次発売。瓶を再利用するため回収も行っている。

 今月23日には宇都宮市インターパーク6丁目のFKDインターパーク店で、野菜販売会とトークショーを開催し、ピクルス4種類も販売する。トークショーは午後1時からと午後3時からの2部制で、同チームのメンバーと金原社長らが登壇し、地域連携の取り組みなどについて対談する。

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