小浜温泉街が南国ムードに ハワイアン催し盛況 マウイ島の山火事 被害者支援も呼びかけ 長崎県

夕暮れの中、フラダンスを披露する参加者=雲仙市小浜町

 長崎県内外のフラダンス愛好家が集まるイベント「フラっとハワイアンin小浜温泉」が1日、雲仙市小浜町の小浜マリンパークであり、温泉街が南国ムードに包まれた。会場では、米ハワイ・マウイ島で8月発生した山火事の被災者を支援するチャリティーTシャツ購入を呼びかけるチラシも配布した。
 新型コロナウイルス禍の影響で中断していたが、地元住民でつくる実行委が4年ぶりに主催。フラダンスチーム43団体、約250人が出演した。
 ステージでは、色とりどりのドレスを着た参加者たちがウクレレの音色に合わせて優雅な踊りを披露した。初めて参加した島原市高島1丁目の自営業、元島奈美さん(41)は「緊張したが夕日と一緒に気持ち良く踊れた」と笑顔で語った。
 実行委は、会場でチャリティーTシャツ受注販売のチラシを配った。東京のイベント団体が企画し、Tシャツは1枚3千円。収益を現地の財団に寄付するという。「雲仙・普賢岳の火砕流被災者が温泉街の宿泊所に避難していたこともあり、できることをしてマウイ島の復興のお手伝いをしたい」と話した。

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