寒ブナ漁、豊漁期待 羽咋・邑知潟、初日水揚げ40キロ

フナを狙って網を投げる漁師=羽咋市の邑知潟

 羽咋市の邑知潟で冬の風物詩である寒ブナ漁が始まった。30日は邑知潟漁協の3隻の小舟が出漁し、穏やかな青空の下、次々と網を投げ入れた。

 この日は、これまで降った雨の影響で水が濁っており、水揚げは計40キロ(40~50匹)にとどまった。朝から昼過ぎまで投網に励んだ崎田智之さん(51)は「寒さが増して水が澄んでくると群れも大きくなる。きょうは少なかったとはいえ形のよいフナが多く、今後の豊漁を期待したい」と話した。

 フナは水が冷たくなるにしたがって身が引き締まり脂が乗る。取ったフナは水槽にため、1月に入ってから市内の鮮魚店や飲食店で提供される。

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