サル痘感染者の立ち寄ったサウナを公表

衛生署衛生防護中心は5月21日と24日に新たにサル痘ウイルスの感染者が確認されたと発表し、衛生管理に注意喚起するとともに感染リスクの高い人はワクチンを接種するよう呼び掛けている。同日の政府公報によると、このほど確認された2人の患者に流行病学的な関連はなく、また先般のその他の感染者とも関連は見られないという。2人のうち31歳の男性は5月14日に発疹が現れて5月17日に医療機関を受診。潜伏期間中に海外渡航歴はないという。一方、27歳の男性は発疹が現れた5月19日に医療機関を受診。潜伏期間中に海外渡航歴はないが、最近チムサーチョイの天文台道にある娯楽施設「Cloakroom Sauna」を利用し、その際にハイリスクの接触があったと話している。2人とも病状は安定しており、マーガレット医院に入院して治療を受けている。香港では今年1月~5月23日に確認されたサル痘感染者は8人に上る。5月6日に確認された61歳の男性は4月13日と4月20日に旺門の娯楽施設「Big Top HK Limited」にてハイリスクの接触があったと話したという。当局はサル痘専門のホットライン(2125ー2373)を開設しており、感染者と密接な接触をした人、中でも男性同士の接触者や見知らぬ人と性行為をした人は相談をするよう提案している。旺角の衛生防護中心内にあるサル痘ワクチン接種センターの予約電話は2547ー1900。接種予約不要の医療機関リストやその他の情報については衛生防護中心のウェブサイトで閲覧できる。

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