能登の漁業者、酒田から支援 来月14、15日チャリティーイベント

6月14、15日に開催される漁火まつりのポスター

 能登半島地震で被災した石川県の漁業者らを支援しようと6月14、15の両日、酒田市の酒田港東ふ頭交流施設SAKATANTO(サカタント)でチャリティーイベント「第1回酒田港 漁火(いさりび)まつり」が開催される。地震の影響を踏まえ、今年は酒田港での本県中型イカ釣り船団出航式は行われないが、船団8隻のうち5隻が能登地方の会社が所有する船と関係が深いことから、本県漁業関係者が企画した。

 本県船団の漁労長や船員の多くは本県在住者だが、石川の被災状況を考慮し、今年は準備が整った船から順次出航することとなった。酒田港からは6月15日、北海道の会社が所有する船団の船が先頭を切って出航する予定という。

 イベントは、県漁業協同組合とサカタントを運営する「GOODLIFE ISLAND(グッドライフ アイランド)合同会社」が共催し、被災地支援とともに酒田の漁業文化を発信する。両日とも午後6時半に始まり、漁船がいさり火をともし、サカタント内の店舗が飲食物を販売する。太鼓の演奏(14日のみ)や音楽イベントもある。入場無料。アルコール飲料飲み放題の前売りチケット2千円と、当日券2500円も用意する。売り上げの一部を石川県漁協に寄付する。問い合わせは事務局の小笠原さん0234(43)1161。

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