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サッカーJ2・モンテディオ山形の元選手でクラブコミュニケーターの岡崎建哉さん(34)が31日、山形市の山形少年鑑別支所を訪問し、入所する少年と講話やワークショップで交流した。岡崎さんは、失敗から学びを得ることや自分がどう在りたいか思い描くことの大切さを伝えた。
青少年の健全育成と社会貢献を目的としたクラブ初の事業で、プロ経験のある元スポーツ選手の訪問は同支所初。希望者の少年1人が参加した。
岡崎さんは講話で「自分の考え方次第で生き方は選ぶことができる」と強調。けがや成績不振で気持ちが沈んだ自らの経験を紹介し「失敗したからといって立ち止まらず、何度も挑戦することで学ぶことがある」と力説した。さらに「将来の自分」をテーマに2人で絵を描いたり、体幹トレーニングやリフティングを一緒に楽しんだりした。
同支所の大橋美子支所長は「応援してくれる人たちがいるということが、少年の社会復帰の支えになる」と訪問を喜んだ。岡崎さんは「少年に出会えて良かった。今後も地域とクラブをつなぐ役割を果たしたい」と語った。