長崎大水害をきっかけに、校内でホタルの飼育を続けている長崎市の小学校で、ホタルについて考える集会が開かれました。
集会が開かれたのは、長崎市の伊良林小学校です。
1982年に発生した長崎大水害の犠牲者の慰霊と、荒れ果てた川の環境をよみがえらせたいと、水害の翌年からホタルの飼育を続けています。
集会は、3年生と6年生の授業の一環で行われました。
「伊良林小ホタルの会」のメンバーも、子供たちの話し合いや発表を見守りました。
子供たちは「40年間、思いが繋がれていたということ。長崎大水害で亡くなった人の思いを大切にして、ホタルを川に飛ばしていることが分かりました」と話していました。
飼育しているホタルは、卵の状態です。
ふ化した後は、秋まで校内で幼虫を育て、中島川上流の御手水川に放流します。
校内にあるビオトープ「ホタル池」にホタルが舞う姿を思い描きながら、今年も伊良林小学校のホタル飼育が始まります。