「また来たいと思ってもらいたい」評価基準は“おもてなしの心” 有数の観光地・熱海で接客コンテスト開催 =静岡

観光地・静岡県熱海市で6月6日、「おもてなし」のスキルを競うコンテストが開かれました。

【写真を見る】「また来たいと思ってもらいたい」評価基準は“おもてなしの心” 有数の観光地・熱海で接客コンテスト開催 =静岡

「いらっしゃいませ。どうぞご覧ください」

このコンテストは、駅ビルを運営するラスカ熱海が企画したものです。それぞれの店舗から15人が参加し、客役の女性を相手に接客技術を競いました。

<ラスカ熱海 井手光大店長>
「駅にございますので、観光のお客様が最後に立ち寄る場所として、いい思い出を持って帰ってもらいたい、また熱海に来たいなと思ってもらいたいということで、今回おもてなしの技術を磨くということを目的に開催しました」

表情や話し方、ニーズの把握などが審査の対象ですが、大事なポイントは「おもてなし」ができているかです。

<ラスカ熱海 井手光大店長>
「技術的な部分というよりか、その人の気持ちや熱海を歓迎する心がにじみ出てくれば、それが評価となります」

<参加者>
「お時間がございましたら、出て右側に熱海温泉かけ流しの足湯がございますので、もう一度温泉をお楽しみくださいませ」

<審査員>
「おすすめとかもすごい上手で、商品のことを熟知されてて接客のプロだなって感じましたので」

<参加者>
「開けていただいたらお出汁の香りがふわっと香ってきて、私はこれでハイボール3杯飲みました。おすすめです」

<参加者>
「ミディアムボディーといいまして酸味だとかうま味だとか全てのバランスがちょうどいい。何回やっても緊張します。口カラカラです。お客さまへのご提案だとか改めて考えさせられます。(コンテストの)やる前の準備の段階でも考えたりするので」

コンテストでは、点数の高かった参加者に大賞、準大賞が贈られました。ラスカ熱海では、おもてなしの心を大切に接客技術の向上に努めたいとしています。

© 静岡放送株式会社