「怪我の兆候はなかった」なぜ冨安健洋はミャンマー戦でベンチ外? アーセナル専門サイトが鋭く分析「モリヤスは…」

森保一監督が率いる日本代表は、6月6日に敵地ヤンゴンで開催された北中米ワールドカップ・アジア2次予選で、ミャンマーと対戦。中村敬斗、小川航基の2発と、堂安律の結婚を自ら祝う一発で、5-0の大勝を収めた。

この一戦で冨安健洋は、久保建英、長友佑都と共にベンチ外に。25歳の万能型DFはアーセナルに加入以来、度々怪我に悩まされ、3年目の今季も途中で離脱を強いられただけに、イングランドのファンからも不安の声が聞こえてくる。

そうしたなか、クラブ専門サイト『Daily Cannon』が「アーセナルの代表選手、招集されたにもかかわらず不在」と題した記事を掲載。次のように伝えている。

「タケヒロ・トミヤスは、6月のインターナショナルブレイクにワールドカップ予選を戦う日本代表に招集されたが、木曜日のミャンマー戦のスカッドから外された。日本が今月初戦のメンバーを発表した際、先発のみならず、ベンチにも名がなかったのだ。試合前、トミヤスは通常通りトレーニングをしており、怪我の兆候はなかった」

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『Daily Cannon』はまた、「トミヤスとナガトモに加え、タケフサ・クボもベンチ入りを逃した」と説明したうえで、指揮官の判断をこう分析している。

「日本代表のボスは、ここ数年トミヤスが直面している怪我の問題を考慮し、このところ起用に慎重だった。モリヤスは3月、ブレイク前にトミヤスのフィットネスが回復したにもかかわらず、招集しなかった。『選手第一』を考える必要があると主張したのだ。トミヤスの今回の欠場は、そのような慎重な姿勢の表れで、火曜日のシリア戦で復帰すると願いたい」

日本は6月11日に2次予選の最終節でシリアと対戦。決戦の舞台となる広島で、冨安の元気な姿が見られれば、国内外の多くの人々がほっと胸をなでおろすはずだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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