富山県内で初の「日本版ライドシェア」スタート タクシー不足で移動手段を確保

富山県内では初めての「日本版ライドシェア」が7日スタートしました。タクシーが不足する地域で移動手段を確保しようと、ことし4月に国が始めた新たな制度です。二種免許を持たない一般のドライバーもタクシー会社の研修を受ければ運転することができます。

日本版ライドシェアは、タクシーが不足する時間帯に移動手段の確保が期待されています。

一般ドライバーの自家用車を利用することもできますが、今回、運行主体となる富山交通は、安全性を確保するため5台の専用車両を用意します。

一般ドライバーの確保はこれからで、当面は二種免許を持っていない富山交通の社員がドライバーとして運転を担当します。

富山交通 土田英喜社長:「安全運行ができる方で、お客様に対する親切な心を持っていらっしゃる方に来ていただきたいと思っています」

利用方法はスマートフォンの配車サービスアプリ「GO」を使った事前予約のみで、金額はタクシー料金と同じ額でアプリ経由でのネット決済に限られます。

当面の配車エリアは富山市内で運行時間帯は今のところ金曜日の午後4時台から土曜日の午前5時台までとなっています。

富山交通 土田英喜社長:「平日の午前中、年配者のご利用なんかの方がご迷惑をかけているところが多いのではないかという認識をもっていまして、(今後は)本当に必要な部分に車を提供するような形にしていきたいと考えています」

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